[テキスト] ele-king books<br> レコード越しの戦後史

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レコード越しの戦後史

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909483201
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

日本の戦後、そこにはつねにレコードがあった──

社会が変容する中で起こる様々な出来事を、巧みに歌謡曲として織り上げてきた「歌謡民族」日本人
誰もが知っている大ヒット曲の意外な背景から、ロッキード事件やグリコ森永事件のような犯罪を歌ったもの、花粉症の流行やバブル経済など社会現象を題材にした珍レコードまで──歌謡曲でたどる戦後日本の精神史

【著者略歴】
とみさわ昭仁(とみさわ・あきひと)
1961年、東京都生まれ。歌謡ミニコミ誌『よい子の歌謡曲』への参加を経て、1983年にライターデビュー。書評や映画評のほか、ゲームシナリオ、漫画原作など、幅広く執筆活動を行なっている。珍レコードのコレクターとしても知られ、「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)の人気コーナー「アレコード」にも度々出演。

【目次】

はじめに
第1章 終戦からの復興
①焼け跡に流れる復興の唄 ②故国からの旅立ちと帰還の唄 ③還らぬ息子を想う母の唄 ④焼け跡に咲く悲しい花 ⑤焦土に咲いた夢のひとひら ⑥そびえ立つ復興のシンボル
第2章 国民のヒーロー
①街頭に炸裂する空手チョップ ②オリンピックの顔と顔 ③馬場と猪木、BI砲の時代 ④歌う女子プロレス ⑤王と長嶋、ON砲の時代 ⑥土俵から出たミリオンヒット
第3章 戦争の忘れ形見
①安保、平和を願う魂の叫び ②還ってきた日本兵 ③日本と中国の友好の使者 ④とり残された孤児の唄 ⑤沖縄の忘れられた約束 ⑥さい果てに未練を残す北方の島
第4章 高度成長の時代
①高度成長を支えた労働者の唄 ②電力不足解消のための一大事業 ③モーレツ社員へのカウンター ④交通網の発達 ⑤社会発展による弊害 ⑥高度成長期の終焉とバブル景気
第5章 多様化する家族のあり方
①ベビーブームからの集団就職 ②核家族の増加 ③小市民の時代 ④加熱する受験戦争 ⑤四畳半フォークの世界
第6章 戦後事件史
①吉展ちゃん誘拐事件 ②三億円強奪事件 ③連続射殺魔事件 ④三島由紀夫割腹自決 ⑤連合赤軍あさま山荘事件 ⑥コインロッカーベイビー ⑦ロッキード疑獄事件 ⑧横浜米軍機墜落事件 ⑨金属バット殺人事件 ⑩疑惑の銃弾事件 ⑪羽田沖日航機逆噴射事件 ⑫グリコ・森永事件
第7章 流行あれこれ
①人々を夢中にさせたマスコット ②歩行者天国は青空のステージ ③レジャーとスポーツ ④幸福行きの切符 ⑤街角のハプニング ⑥噂の口裂け女 ⑦インベーダー襲来 ⑧珍アニマル動物園
第8章 国外からのお客様
①ビートルズがやってきた! ②ツイッギー来日 ③世界の国からこんにちは ④モナリザ来日 ⑤人か猿か? オリバーくん ⑥遥かアフリカからの訪問者
第9章 まだ見ぬフロンティアへ
①南極観測の始まり ②人類ついに月へ降り立つ ③ネッシー探検隊 ④音速の壁を越えて ⑤試験管の中の生命 ⑥76年周期の危機
第10章 昭和の終わった日
①崩御、そして改元
あとがき

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
戦後から平成元年までに起きた事件や事故、流行などを振り返り、それらを受けて発売されたレコードを紹介する本。一度は耳にしたことのある懐メロもあれば、製作者すら不明の自主製作盤まで幅広く取り扱い、珍レコードコレクターである著者の熱情に圧倒される。社会現象と共に膨大なレコードが作られてきたことに驚くが、凶悪犯罪事件をモチーフにした楽曲は現在の感覚だと発売できたこと自体が不思議で、昭和が混沌とした規制のゆるい時代であったのを再確認。売り切れと同時に廃盤になる現物消費のアナログレコードは、残る音源とは違う趣がある。2019/05/24

いたち野郎

1
昭和史の足跡とともに珍品レコードを扱った「王様のレコード」とはやや趣きが異なる。レコードの紹介ではあるが、あくまで戦後史の出来事がテーマ。レコードはそこにしっかり引っかかるフックだから、珍品もあればどこにでもあるエサ箱レコもある。その証左として、巻末を見ると膨大に掲載された参考文献。戦後史ものとして読むのにも十分面白いテキストだ。「ターンテーブルの上では、レコードはすべて平等」というのはどこの文句だったかしら。ともかくそんな言葉を思い出すほど清々しく、レア度無視でレコードが並ぶのも面白い。2020/12/15

古本虫がさまよう

1
カバーの帯相当部分に「歌謡曲でたどる戦後日本の精神史」とある。 並木路子の「リンゴの唄」から始まって遠藤実の「さらば昭和よ」まで、その時々の社会情勢などを紹介しつつ、それと関連する歌謡曲を取り上げて論じたエッセイ本だ。 反戦的感傷というか、保守的な社会認識などに異論を唱えているのは個々人の見解感想だから別にいいのだが、朝鮮戦争に関して、北朝鮮が南侵したという主語述語を明記しないあたりには、ちょっと著者の「信念」とやらがうかがえるような気がしないでもない。2019/05/04

鈴木ヨシ

1
思っていた以上にしっかりと歴史や文化に触れられる内容。とはいえ、けして硬くなく、むしろ紹介されてるレコードに添えられたコメントは笑ってしまうものが多く、最後まで肩の力を抜いて読むことができてとても面白かった。2019/02/28

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