富士見ファンタジア文庫<br> 妹の親友? もう俺の女友達? なら、その次は‐‐?

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富士見ファンタジア文庫
妹の親友? もう俺の女友達? なら、その次は‐‐?

  • 著者名:エパンテリアス【著者】/椎名くろ【イラスト】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • KADOKAWA(2021/11発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040743615

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内容説明

間宮凛。妹の友達で、よく家に遊びに来る娘。最初はそれだけの関係だったのに――勉強を見てあげて、同じ学校に通って、一緒に帰るようになって、次第にその関係は“妹の友達”のままじゃいられなくなっていく……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

37
恋愛に興味がない。線引きをした人間関係が心地良いと感じていた高校生・糸原斗真。しかし妹の親友で、よく家に遊びに来る間宮凛との出会いによって変わってゆく青春小説。最初は帰るのが遅い妹を待つ間の交流、一緒の高校に通うようになって、放課後の勉強会を通じて育まれてゆく二人の関係。何だかんだで仲が良い妹には何となく内緒にしている、これまでしっかりと積み上げてきた二人の距離感があって、ふとしたきっかけから委員長もいい感じに斗真と絡んではきてはいますけど、ここからどんな展開が待っているのか今後に期待の新シリーズですね。2021/11/21

まっさん

29
★★★★ これはまた良いラブコメ物を読ませてもらった。 物語はタイトル通り、主人公・主人公の妹・その親友、に加えて主人公の友達ポジ(美少女委員長)を軸に展開され、妹の友達(異性)(年下)という絶妙な距離感を持ち味にどこか微笑ましい様子を楽しむ事が出来た。程よく甘さも描かれており、また学園物としてもある程度のクオリティをもって創られている所も好印象だったかな。 強いて言うならばヒロインが主人公に対する好感度が初めからMAX値だった所と、その馴れ初め自体は早くから開示されるものの若干エピソードが弱く感じ→2022/02/10

わたー

28
★★★★☆著者の前作が好きだったので読了。妹の友達として接してきた後輩の娘とのラブコメ。作品の空気感が非常に良かったものの、物語的な盛り上がりには欠けていたところに賛否が分かれそう。波風立てないように生活する主人公のスタンスが、このもったりとした読後感を生んでいる原因だろうか。その妙なリアルさは令和の高校生のスタンダードなのかもしれないが、世代間の格差を感じた。大きなイベントが起こるであろう次巻以降まで読んでいたら、また違った感想を抱いていたのかな。ただ、委員長ちゃんによる制汗剤のくだりは非常に良かった。2021/11/23

rotti619

21
いわゆる妹の友達が主人公へグイグイ行く系のお話なのだが、登場する男性陣は彼女持ち、女性陣は色々あって今恋愛はいいかなー…という完全アウェイな環境。しかも主人公自身恋愛への関心が薄く、ヒロイン間宮凛は”妹の大事な友達”であって、異性としてほぼ意識されていない脈なし状態。そりゃここまでグイグイ行っても進展しないよねー…だんだん不憫に思えてきた。登校初日に主人公のクラスを訪れたり同じ委員会入ったり、色々がんばっているんだけどな。書き下ろされたエピローグでかろうじて脈は残ったが、道のりは遠い。凛ちゃんがんばれ。2021/11/24

真白優樹

16
恋愛に興味がなくそれでいいと思っていた少年が、同じ高校に入学した妹の親友の少女に出会い、始まる物語。―――何気ない時間を君と共に、それが何処か心地よくて。少しずつ、牛歩の勢いで進む何気ない関係を丁寧に描いている物語であり、何処かからりとした関係の中で、ほんのりとした温かさが心に何か大切なものを齎してくれるかもしれぬ物語である。ようやく立ったスタートライン。その先に二人が見出すのはどんな未来か。曖昧で微妙な、名前も形もない二人の関係は果たして、どんな色へと染まっていくのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2021/11/20

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