内容説明
欧米のアジア侵略に敢然と挑戦!クーデター首謀者あるいはA級戦犯として投獄されるも、日本思想界の頂点に立ち「東亜の論客」と呼ばれた男の不滅の世界史!
目次
第1部 亜細亜・欧羅巴・日本(大東亜秩序の歴史的根拠;大東亜圏の内容及び範囲;亜細亜・欧羅巴・日本)
第2部 近世欧羅巴植民史(抄)(ポルトガル;スペイン;オランダ;イギリス;フランス)
著者等紹介
大川周明[オオカワシュウメイ]
昭和戦前の思想家。明治19年、山形県酒田市生まれ。荘内中学、熊本第五高等学校を経て東京帝国大学に入学、インド哲学を専攻。卒業後、拓殖大学教授などを務める一方、アジア解放・国家改造の実践に奔走、軍部に接近し、革新将校との結びつきを強めた。昭和7年、五・一五事件に連座し禁固五年の有罪判決を受けるも、この五年に及ぶ服役中に大著『近世欧羅巴植民史』を著す。昭和12年に出所すると、アジア主義・日本精神復興を軸とする言論活動を精力的に展開、同14年にその集大成として『日本二千六百年史』を上梓。日米開戦のへき頭、NHKラジオで連続12回演説し、国民・将兵の士気を鼓舞するなどした。戦後、日本思想界の象徴とみなされ民間人ながら東条元首相らと共にA級戦犯に指定されたが、精神疾患を理由に免訴、釈放された。その後、コーラン全文のの翻訳に傾注し、完結。晩年は農村復興運動などにも従事、昭和32年、71歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書実践家
3
大川の世界史に対する深い知見は、大川への見方を一変させるに足る。2019/08/29
KJ
2
「日本二千六百年史」に次ぐ二冊目読了。昭和18年に出版された本。戦時中にここまで世界を見渡すことができた人物だとあらためて思う。大川周明といえば、東京裁判で東條英機の頭を叩いた映像が残っている。この本と、上記の日本史を読めば、教科書ではわからない、行間が読み取れる気がする。また読み返したい。2019/07/12
kamekame
1
重たかった。読むのが大変でした。2019/11/07
まきお
1
亜細亜、ヨーロッパ、日本の近代史では特に戦前の日本を覆っていた大東亜共栄圏を目指す空気を感じた。いつか日本とアメリカは戦うことになると予言している。 次にアジアからヨーロッパまでの古代ギリシャから匈奴、回教徒、蒙古人の関係を議論 近世ヨーロッパの植民地史ではポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス、フランスの国造りから発展までを議論。 とくに回教徒がヨーロッパに与えた影響は改めて学べたことは収穫だった。2019/02/26
やまうち
0
☆112019/07/14
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