内容説明
深宇宙を航行する貨物船、スナーク号。地球への帰還の途中に目覚めた乗組員らは、知的生命体の信号をキャッチする。それは「誰も見たことがない」惨劇の始まりであった…映画「エイリアン」の脚本家、ダン・オバノンの脚本を忠実に再現。それは誰もが知るあの姿とは全く異なっていた。「エイリアン」原初の姿が、ダークホースコミックスの手で今、再誕する…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
25
映画『エイリアン』の初期稿をコミカライズ。リドリー・スコットやギーガーの功績の大きさを前に、ダン・オバノンの存在は希薄ではあるが、彼が『メモリー』と題する脚本を書かなければ映画『エイリアン』は存在しなかった。改稿が進み、慢性的な胃痛を抱えるオバノンがそのひどい痛みからヒントを得て、乗組員の体内に宇宙生物が宿り、宇宙船内に侵入するというアイデアが決定打となり、タイトルも『スタービースト』と改められた。キャラクターこそ違うが、大筋なストーリー展開はほぼ映画と同じだ。(つづく)2021/02/15