紙幣と旅する―お札から見る世界の国々

〓 康治【著】

ＰＨＰエディターズ・グループ（2021/01発売）

• サイズ 46判／ページ数 202p／高さ 20cm
• 商品コード 9784909417404
• NDC分類 337.4
• Cコード C0030

内容説明

紙幣に描かれた図柄は単なるデザインではなく、その国・地域の歴史や文化の象徴である。同時に、美しいデザインは後世に残すべきアートでもある。

目次

第１章　紙幣の略史（通貨の出現；世界初の紙幣は中国で誕生　ほか）
第２章　多様な世界の紙幣（紙幣に肖像画が使われるのはなぜ？；肖像画の無い紙幣　ほか）
第３章　紙幣に描かれている人物のエピソード（エリザベス女王（イギリスほか）
アレクサンダー・ハミルトン（アメリカ）　ほか）
第４章　紙幣収集は波乱万丈（コンゴ民主の中央銀行に乗り込む；ロシア空港での荷抜き盗難　ほか）

著者等紹介

〓康治［コウヤスハル］
ペンネーム：高やすはる。１９３７年大阪市生まれ。１９６２年大阪大学卒業後、三井物産入社。１９６９年旧ソ連出張。１９７４～１９７７年クウェート駐在。１９７９～１９８４年インドネシア・ジャカルタ駐在。リタイア後、世界各地を巡る。１９９５年南極、北極点、北朝鮮へ。２００７年アフガニスタン、ソマリアへ。２００９年プライベート・ミュージアム「世界の人形館」の無料公開を始める。２０１１年最新の独立国・南スーダンへ旅して世界のすべての国を訪問。２０１３年イラク・クルディスタンへ。２０１９年メリリャとセウタのスペインの飛び地領などを旅し、訪れた国・地域は２７５。現在は「世界の人形館」運営のほか、各地で講演・講義、地球儀寄贈に尽力中。また寄付などの社会貢献活動は全国紙や地域紙などで報道され、テレビやラジオにも出演（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[さたん・さたーん・さーたん]

著者がワールドトラベルの傍ら収集した各国の紙幣を旅行エピソードやトリビアを交えて解説。ベテラントラベラーとはいえ危険の伴う渡航先へも周囲やお役所のストップも聞かず強行するあたり、特に本書の文脈では旅行欲と紙幣コレクションのための熱意ゆえととれるので、かなり迷惑なクレイジーでは…？と心配になる。それでスられたり集られたりと苦労話をするんだから世話がない。世界を股にかける旅行自慢に呆れ果てる頃あとがきを読むと、社会奉仕と啓蒙活動に意欲的精力的に励む高齢な世界旅行愛好者を温かい気持ちで見守ろうと思わなくもない。

2021/07/20

[R.]

三角や四角の硬貨がある、とか、プラスチックの紙幣がある、とか、紙幣のことがすごく詳しく書かれてて、面白かったです。

2021/03/14

[Go Extreme]

紙幣の略史：通貨の出現　成果初の紙幣や中国　ポンド市営が初の世界通貨になるまで　日本で最初の紙幣　２つの世界大戦後に強くなり君臨し続けるドル　ハイパーインフレの紙幣出現　多様な世界の紙幣：肖像画　プラスティック紙幣　世界最強の通貨　個性豊かなデザイン；縦長・宇宙・分水表示・半端な額・デザインが変わらない紙幣・肖像画が上下対称の紙幣　紙幣に描けれている人物のエピソード　紙幣収集は波乱万丈

2021/02/21

[wang]

世界275の国と地域を旅行した経験を持つ元商社マンの筆者による紙幣にまつわる話。色々な紙幣の紹介とお札に描かれた人物のエピソード。さらに各国で綺麗なお札をコレクションするための苦労話が面白い。色んな国がありお金にまつわるそれぞれの国の人々の違った思いが読み取れる。正確性はわからないが、バラエティに富むお話はそれぞれが程よい長さで読みやすい。

2023/12/20

[神谷孝信]

ワールドトラベラーを自称する著者だけあって、世界の紙幣や著者の経験談が満載。3

2021/08/01