内容説明
新視点!カタログデータでは分からない戦闘機の本質が見えてくる!軍用機の進化の歴史はレーダーとの戦いだった!究極の制空戦闘機F‐22がどのように生み出されたかをアメリカ空軍の成り立ちまで遡って考察していく新しい空軍史論。
目次
第1章 なぜアメリカだけが戦略爆撃を成功させたか
第2章 レーダーが変えた戦争のあり方
第3章 超音速飛行の科学―なぜ現代戦闘機はデルタ翼ばかりなのか
第4章 戦闘機氷河期の始まり
第5章 悪夢のセンチュリーシリーズ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デューク
3
史上最強の戦闘機、F-22。そこに至るまでの米空軍の長い道のりを追ったノンフィクション。 米空軍の誕生から、F-22、そして今後の展開までを追った力作。驚くべきことに、筆者はこれだけの大著をほとんどネット上の公開情報だけで著しているのだ。とはいえ読みづらいところは全くない、軍事の初心者からマニアまで楽しめる一冊。おすすめ2021/07/02
kanamachi-cho
0
「F-22への道」としているもののほとんどF-22の記載はないが、戦後米軍の戦闘機の変遷が記載され、F-22誕生の背景がよくわかり、他の戦闘機の解説本より相当おもしろかった。 今までなぜ米国がF-105など空中戦が出来ないような戦闘機を開発したのかよくわからなかったが、米軍が戦争に勝つ手段として核を重視していたことが歴史的背景から理解でき、納得感があった。 この本(下巻)ではジョンボイドの活躍が他の戦闘機の本より詳しく書かれており、改めて彼の偉業を理解できた。2020/06/26