ＯＤ＞戦闘機パイロットの世界 - Ｆ－２テストパイロットも務めた“元空自エース”がデ

渡邉吉之

パンダ・パブリッシング（2018/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 216p／高さ 21cm
• 商品コード 9784909400390
• NDC分類 538.7
• Cコード C0031

出版社内容情報

“F-2のテストパイロットも務めた”元航空自衛隊パイロットがディープに語る1冊！■元航空自衛隊エースが「パイロット視点で語る戦闘機論」

・超音速からの減速は意外と難しい!?
・飛行時には掛け算すらできなくなる!?
・戦闘機の性能で本当に重要なのは何？
・たくさんの計器（数値）をどのように見ているのか
・高高度まで上がるズーム上昇法とは？
・失速には「よい失速」と「悪い失速」がある？

飛行時の体感から、計器・HUDの見方、エンジンスタートから着陸までの手順、空戦やマニューバー、失速や緊急時の対応方法まで、
“F-2のテストパイロットも務めた”元航空自衛隊パイロットがディープに語る1冊！

第1章 戦闘機乗りが見る世界
1 超音速飛行／2 高高度飛行／3 悪天候／4 夜間飛行

第2章 戦闘機のコックピットに座る
1 コックピット／2 計器類／3 ヘッドアップディスプレイ

第3章 戦闘機で空を飛ぶ
1 エンジン始動?停止／2 エンジンの機能／3 地上でのタキシング／4 地上でのブレーキ／5 離陸・上昇／6 風／7 速度の種類／8 適切な速度／9 空中でのブレーキ／10 微調整を行なうトリム／11 機体重量／12 着陸／13 着陸時のドラッグシュート／14 アレスティング・フックによる地上着陸

第4章 戦闘機乗りが知っておくべきこと
1 機体の癖を知る／2 単位の不統一／3 略語の不統一／4 飛行マニュアル／《コラム》誰でもできるアクロバット飛行講座

第5章 いざ戦闘任務へ
1 何が空戦の勝敗を分けるか／2 戦闘力と機体性能／3 敵機の視認／4 空中戦／5 Ｇの話／6 攻撃手順／7 ミサイル誘導／8 高迎え角での射撃／9 対地攻撃／10 オートパイロット／11 CCV機の実力／12 模擬戦闘／《コラム》航空用語の基礎知識

第6章 空で待ち受ける恐怖
1 燃料切れ／2 飛行機酔い／3 空間識失調／4 失速／5 失速後／6 スピン／7 パイロットの誤操作

第7章 機体損傷！ 最悪の事態を迎えたら
1 空中での故障／2 吸い込み／3 鳥との衝突／4 空中でのエンジン再始動／5 エンジン停止時の着陸／6 空中脱出／7 地上脱出

渡邉吉之［ワタナベヨシユキ］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[4X4]

ユーモラスな語り口のお仕事本で興味深いが、戦闘機という、一歩間違えると死んでしまうほど危険、かつ軍需産業の一角をなす乗り物についての本でもある。 冗談も交えて語られているが命の危険を感じるようなシチュエーションの回想・解説もあるし、実際亡くなっている事例も出てくる。難しい用語もたくさん出て来るが、解説はとても丁寧だと思います。 巨大ロボットものが好きなので実際の乗り物のコクピットについての解説が読みたくて買ったのですが、興味深くありつつも身につまされるところもありました。

2024/06/06

[Kuliyama]

今まで小説やコミックで描かれていた戦闘機の世界、実際はどうなのかということが、パイロットが書いていて、とても面白く拝読しました。楽しかったです。

2022/07/29

[buchi]

最高に面白かった！本書以上にパイロット目線で書かれた本があるんだろうか？（あればどなたか教えてｗ）かなり突っ込んだ記述も多いので中には勉強不足で理解不可能な箇所もいくつかあるが、お茶目な冗談口調でグイグイ引き込まれてしまう。いつかは完全に理解できる日が来ることを信じて飛行機オタク道を進んで行きたいと思う。この方の著書は零戦関連でもう一冊あるみたいだけど、テストパイロットとして多くの種類、機種に乗られたようなので戦闘機だけでなく、輸送機やヘリの経験談も是非本にしていただきたい！！！

2019/10/11