目次
漫画 益田ミリ いつもの今日
Seesaw Books―行き場を失った人のシェルターに
ブックカフェ「フルハウス」―ただそこに居ることができる“魂の避難場所”
栞日―自分のスタバをつくりたかった!?
移民の町でAntenna Books & Cafeココシバ
ポルベニールブックストア―お客さんが「雑談」をする!?
小商いをはじめたら、共有地ができてしまった―喫茶店店主と書店店主が語る 対談平川克美・辻山良雄
ブックハウスひびうた―生きづらさを感じる人の居場所として
想像を馳せる買い物 毎日食堂/MAINICHI STORE
ウィー東城店―お客さんの要望を聞くうちに「よろず屋」〔ほか〕
1 ~ 1件/全1件
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
57
ミシマ社さんの企画棚もあった近所の書店が今月末で閉店確定。最後に購入した『ちゃぶ台』の特集が「書店、再び共有地」巡り合わせの皮肉と捉えず希望と思いますかね。全国にぽつぽつと灯りつつある社会的な共有資源としての個人書店が紹介される。古い共同体意識からほんの少し浮いた存在は地縁の鎖から解かれつつ、本を仲立ちにして緩く人と人とが繋がる空間を提供する。敢えて「居心地を悪くする」ことで新しいお客さんが入りやすい個人書店を目指すという事例が面白かった。集いに比重を置きすぎると本が霞む。本屋の主役は本であってほしい。2022/07/17
ねこ
8
こんな雑誌があったとは。好きな作家さんがいっぱい。益田ミリさん、津村記久子さん、斉藤倫さん、そして写真家の齋藤陽道さん…。初読みの三好愛さんのエッセイもよかった。特集の全国の書店さん情報もじつに面白く、川口市のココシバさんには、いつか行こう。雑誌を送ってくれた友人に感謝。2022/07/07
Koji Harasawa
8
今号もよかった。共有の考え方、少し整理が出来たし希望が持てる気がしてきたぞ。ウクライナをめぐる動きの中、書いた皆さん編集した皆さんの痛みが伝わってくる。だから本は良い。「その時」を詰める雑誌は、良い。2022/06/04
夏みかん
3
最近増えてきたな、と思う独立系本屋さんだけど、思ってた以上に個性的なお店(店主)が多くて感心した。どの書店にもいつか行ってみたいと思わせる魅力があった。「共有地」という考え方も面白いと思った。でも難しい。気の合う人はともかく、きっと気が合わない人とも共有することが大事で、そこが難しい。2023/03/22
二瓶くん
1
日本全国の本屋さんが掲載。何でも屋、食堂、銭湯、どれも書店にとらわれない活動をしている。とにかくどこへでも行ってみたい。今回は共有地。自由なことが色々書いてあったが、やっぱり共有地って大切だなと再確認。はっきりと区分けされない、職場や家とも心地の違う、不思議な空気の流れている場所。松嶋健さんの寄稿が好きだった。閉鎖的な中で自己は傷む。穴だらけで漏れっぱなし、上等だ。イタリアの精神病者は街で生きて治療すると言う話が面白い。そのほか短いけど三好愛さんの出産の話がリアルでかつ新しい視点で素敵だった。2024/10/27
-
- 和書
- 「本当の自分」の見つけ方
-
- 和書
- アガワ流生きるピント