内容説明
くるくるパーマ、ヘビ、日本酒…治療でも、ましてや呪術でもないのに心の淀みがほどける不思議な20話。最注目の精神科医待望のデビュー作。
目次
1 発酵する精神科臨床のはなし(日常も発酵も深海も、;人との和、輪、ワニ、を感じた月;キラキラしている人の胸の内には、;加圧もプラセボも信仰も、そして発酵も、)
2 「ないようである」のレッスン(小さな神様に見えてしかたありません。;「そもそも」を追うことが鍵のような気;「精神と時の部屋の逆の部屋」みたいな、;信頼というのは、信じて頼ると書くわけで、;共通するのは、「曖昧さに耐える」ということ;勘は、馬鹿にできないどころかとても大切な)
3 かもしれない精神医療(境界線を揺らしたり、曖昧にさせるような小さな出来事;人間はみんな違って面倒くさい!…からこそ最高にドラマティック;簡単に泣かせず、むしろ笑わせるMさん;どうしても生じてしまう圧は、;頼りになる人が自分のなかに内在して;遅めのスピード感を意識するということが)
4 「ないようである」菌やウイルスと生きる(ノロとアニキはまったく別の生物ですが、;自宅多めの生活から社会多めの生活に戻るのは、思いのほか;「普通」というのは正しさとか正解とかを意味するわけでは;無数の菌たちが無理なく自在にそこに)
著者等紹介
星野概念[ホシノガイネン]
1978年生まれ。精神科医など。病院に勤務する傍ら、執筆や音楽活動も行う。雑誌やWebでの連載のほか、寄稿も多数。音楽活動はさまざま(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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