目次
エッセイ のび太と遊んだ空き地(益田ミリ)
論考 地球とAIと人間(土井善晴)
対談 分解とアナキズム(藤原辰史;松村圭一郎)
小説 猫の顎のしたの三角のスペース(町屋良平)
エッセイ 土と子と木と水と火、形が似てる(中村明珍)
フォトエッセイ 時間が残った(齋藤陽道)
論考 止むを得ず、贈与経済。変わるものと、変わらないもの、変えられるものと、変えられないものについて(平川克美)
インタビュー なるべくお金を払うようにしたい(渡邉麻里子(タルマーリー))
論考 さびしい社会、にぎやかな世界(猪瀬浩平)
エッセイ 習字のこと(前田エマ)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
11
安定のちゃぶ台。どうしてこんなにほっとするのか思い返してみる。「経済合理性」の否定!みたいな激しい語調ではなく、これってなんかおかしいよね、だから私はこれを選ぶよ、という個々人の感覚がすくい上げられているから、かな。そしてそれを好ましく感じるから。この号は新型コロナ初期の頃だったので、社会の歪みがいろいろ露わになった時期でもあった。それが落ち着いたら今度は物価上昇に振り回されていて、それでもあの頃感じ取った大事なことは手放してはならないと思う。100円より200円の大根。もうそんな値段じゃ買えないけどね、2024/12/16
Koji Harasawa
6
ちゃぶ台が変わった。5号とも読んでその時々に即したテーマですこぶる面白かったが、今号はさらに即時性が強まったと思う。非常時代と表されているいま。これはどう続くのか、終わるのか、戻るのか、進むのか。見当はつかないが「こう変えたい」「こうありたい」と思うことはできる。それを、できれば楽しく。明るく。そうしていきたい。非常時代を明るく生きる。うん。そうだ。政治のせいだけにはしておられん。もちろん政治も大事だから、口も手も出すけど。自分のできることは、たくさんある。そう思えた。2020/12/05
WAKUWAKU
4
この時代に多くの問いや日々の有り難さを様々な面から照らす一冊でした。2020/12/25
luckyair
3
特集は、非常時代を生きる。2020年11月刊行の時点で非常事態をどう捉えているかということはある意味で重要。何だかんだで同じことを繰り返し、オリンピックが行われる2021年7月・・・。ただ、エッセイとしては溢れるほど存在しているので、パラパラとめくって目に残る内容はあまりなかった。その中でも、数からいって在京視点から描くものよりは、地方で過ごしている人のものの方が新鮮だった。コロナにどう対応して、どう感じ過ごしているとか。この本からは普段見聞きしない内容を求めているので、今後はそこを期待したい。★★2021/07/20
だだだ
3
いつも図書館の本がほとんどですが、久々に買った本。 いやーいい雑誌。それぞれの記事の人を掘り下げたい!ミシマ社好きです!2021/01/28