目次
アジアの民事法へのまなざし
第1部 民事法分野の法整備支援の意義と実相(民法典による市場経済化の規範調整―日本支援の検証テーマ;アジア民事訴訟法改革の基本スタンス―ベトナムにおける民事訴訟法改正支援等に焦点を当てて;アジアにおける日本の法整備支援とその課題―民法作成支援の視点から見える問題)
第2部 法の移植の歴史軸(アジアにおけるフランス植民地の民事法;タイ民商法編纂における日本民法の役割―特に債務不履行法の成立過程とその現代的意義を中心に;植民地土地法と現代の土地法改革;インドネシアにおける民事法の発展史―土地法に焦点を当てて)
第3部 アジア法の経済成果と社会実相(競争法整備支援とその評価―競争法の普遍性と土着性の観点から;強制執行における日本法とミャンマー法の比較の試み;ベトナムにおける法制度改革と企業発展;法の起源、金融発展、産業構造変化;アセアン後発4か国における解雇法理;ベトナム労働市場のグローバル化にともなう諸状況と立法的対応)