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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ernest
4
池澤春菜さんが出版区のYouTubeで紹介していた本。インドネシアのSFで1000万部以上売れたというので、即借りに行く。『コーヒートーク』というゲームの影響等でインドネシアに興味を持っていたので丁度良かった。結果、一瞬で読んだ。面白すぎるし、ラストでは少し涙が出た。未来が持てるSFって良いな。インドネシアの文化などは全く知らなかったのだけれど、キャラクターや登場人物たちのキラキラとした思い出が目の前に立ち上がってきた。こんな本を翻訳で読めるなんて何という幸せだろう。ありがとう!気候変動は他人事じゃない。2025/03/02
suntalk
2
妻に薦められたインドネシア人著者の本。今から二十数年後の近未来、とある火山でタンボラ火山の大噴火(1815年)の超えるような大噴火が発生する。主人公ライルは母親と中学校の入学式に向かう途中、地下鉄の車両の中で被災、間一髪のところで高校1年生のエソックに助けられる。避難所生活、被災地の復興、ボランティア活動、地球環境の変化による天候不順、科学技術の進化、そして人類絶滅の危機へとSF映画になりそうな物語。柚木裕子『慈雨』に続き、雨繋がりの『HUJAN雨』を読むことに不思議な縁も感じる。2025/03/14