内容説明
「ゆとり教育」に取り組んだ元文部省の局長と、「ゆとり」以降も教育政策をウォッチし続けてきた読売新聞の元記者が問う!この機会に親と教師で一緒に考えたい学校教育の在り方。
目次
はじめに なぜ“もう一度考えたい「ゆとり教育」の意義”なのか
第1部 「ゆとり教育」が目指したもの(「ゆとり教育」の構想はこんな状況から生まれた;これが「ゆとり教育」の基本的考え方である ほか)
第2部 報じる側から見た「ゆとり教育」(「ゆとり世代」;「学力危機」キャンペーン ほか)
第3部 教育現場が置かれた現状と教育政策(データで見る四半世紀;学力調査をめぐる現状 ほか)
第4部 ゆとり教育を振り返って(大きかった受験競争の影響;「ゆとり教育」についての広報は不十分だった ほか)
著者等紹介
辻村哲夫[ツジムラテツオ]
元文部省初等中等教育局長。1944年生まれ。名古屋大学教育学部卒業。1967年文部省入省。香川県教育委員会義務教育課長・総務課長、文部省初等中等教育局特殊教育課長(現、特別支援教育課長)、中学校課長、高等学校課長、大臣官房総務課長、大臣官房審議官(初等中等教育局担当)、総務審議官、初等中等教育局長、東京国立近代美術館館長、共立女子学園常務理事等を務めた。現、公益財団法人学習情報研究センター理事長、公益財団法人日本学生野球協会審査室長
中西茂[ナカニシシゲル]
元読売新聞記者。1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1983年読売新聞社入社。解説部次長、編集委員として、2005年から始まった長期連載「教育ルネサンス」のデスクを4年余り務めた。『異端の系譜 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス』(中央公論新社)を始め、家庭内暴力事件から学力問題まで様々な著作があり、複数の教育雑誌でも連載を執筆中。2019年2月まで中央教育審議会教員養成部会臨時委員。2016年4月から玉川大学教授として着任。現、玉川大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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katoyann