内容説明
國際人、官僚そして哲学者でもある著者の永遠の愛と、波乱万丈の生涯を綴った自伝。第一部は家族の歴史と、アメリカ留学中に婚約者だった夫人との間で交わされた130通の美しいラブレター集。第二部はユネスコ職員としてパリとニューヨークで過した日々、文化庁での新国立劇場の建設資金調達、芸術文化振興基金の設立などの大仕事、UCLAでの学究生活、昭和音楽大学でのアートマネジメント教育、ライワークである永遠志向哲学の構築、そして夫人との幸せに満ちた日々ととわの別れが語られる。
目次
第1部 エアログラムの恋(序章;私の両親;妻の両親;二人の生い立ち;姉の松下貞子(Tei)
逢引
婚約
ワシントン通信
再会と別れ
恋人たちへの伝言)
著者等紹介
渡辺通弘[ワタナベミチヒロ]
東京都出身。開成中学校、同高等学校、中央大学法学部。昭和34年東京都墨田福祉事務所勤務。昭和37年外務省入省。昭和39年に文部省日本ユネスコ国内委員会へ出向。米国ジョージタウン大学大学院国際関係専攻科。昭和42年から51年まで国際公務員としてパリ・ユネスコ本部及びユネスコ・ニューヨーク国連連絡事務所に勤務。昭和51年に文部省に復帰後、学術国際局国際教育文化課課長補佐、総理府青少年対策本部参事官を経て、文化庁で芸術課長、文化普及課長、総務課長、文化部長を歴任。平成8年昭和音楽大学音楽芸術運営学科の初代学科長。現在昭和音楽大学名誉教授、ベルマーク教育助成財団理事、日本アートマネジメント学会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。