内容説明
この街に降る雨が伝説を濡らしている。僕の躰からは酷い石鹸の匂いがする。窓から見える水道塔が空を突き刺す。僕はデッサンのノートに、君の故国の言葉と植物図を描き込んだ。
目次
1(じゃあね;秋冷;洪水伝説;対話ノート;ひと汗 ほか)
2(カーテン;凍る地方から;暫定的生活;草木の戦記;美しい村 ほか)
著者等紹介
大谷良太[オオタニリョウタ]
1979年、静岡県生まれ。神奈川県出身。現在、京都府在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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