内容説明
どんな対話を重ねられたのか、どれだけモノと向き合えたか、近道のない空間デザインの実践。クライアントとの対話法や空間を立ち上げるためのモノづくりまでを、9つの事例で解説。
目次
修業時代(“美しい”デザインは言葉にできる;デザインという仕事 ほか)
空間デザインのプロセス1 対話を重ねる(声にならない声がきっとある;からだを通した経験が必要 ほか)
空間デザインのプロセス2 モノで考える(マテリアルから空間が立ち上がってくる;無理のない空間 ほか)
にぎわいを生みだす(鉄道高架下再開発の先駆けモデル「2k540」商業施設;人が使い成熟していくにぎわいの市場「まるごとにっぽん」商業施設 ほか)
対話篇(これからのデザイナーに求められるもの 島崎信との対話;空間デザインの未来形 上垣内泰輔との対話 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古民家でスローライフ
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数々のショップやカフェ、ホテルやレストランや商業施設などを手掛けた空間プロデューサーによる空間を設計するのに必要な知識を教えてくれる一冊。店によって、居心地の良さを感じるところとそうでないところは、無意識に感じるものではあるが、感覚的なものになりがちなデザインというものを、使用する素材や形や色などの組み合わせにより、抽象的な印象論というレベルのものではなく、論理的に説明できるものを作るのが大切だと感じた。クライアントとの対話も含めてコミュニケーションスキルも求められる重要な仕事をお思う。2024/02/14