感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
狐狸窟彦兵衛
2
風前の灯となっていた上方講談の伝統をただ一人で守った3代目旭堂南陵師を継ぐ、なみはや講談協会の面々が総出仕で語り継ぐ「上方講談」の数々。心意気が伝わる一冊です。上方講談の歴史や、高座の雰囲気などいろいろに楽しめます。2024/12/21
イッセイ
2
神田伯山の活躍で注目を集めつつある日本の話芸・講談。大阪にも講談の団体があるんだよ、100人もいないのに3つにわかれているけど。そのうち、最も新しいなみはや講談協会が、大阪の講談の火を絶やさなかった3代目旭堂南陵を回顧。師匠から教わった講談を紹介する、ワイワイガヤガヤ師匠の思い出話に花を咲かす。始めに、講談の始まりから、大阪の講談師が1人に陥った戦後、そして3団体の成り立ちまでも載っていたら、個人的には大満足だった。2024/11/10
うしろや
2
東京には多くの講釈師がいる印象だけど、大阪は旭堂一門だけで、30人ほどだとか。けどまあ一時3代目南陵一人だけどいうのからしたら、一人いれば30人、しぶとく生き残れた。 けど、数が増えると割れるのは人の常で、この本は ”なみはや講談協会”という一派 笑 三派系のうちの一つです。 ここに所属してる7人のネタと師匠3代目南陵のエピソードが載ってる。講談もエピソードもおもしろいから、読んだり聞きに行ったりしましょう。そういえば私は旭堂南海の最初のスポンサーではなかったかな。忘れてるんやろなあ。罰当たればいい笑2024/09/28