内容説明
芦別に移住し、芦別で働き、暮らし、そして芦別を去った膨大な人たちの足跡。
目次
芦別の炭鉱と労働者の移入・定着・移出(石炭と電力のマチ―国産エネルギー供給地としての芦別の歴史;ビルド鉱三井芦別の人員確保と労働者の定着;ビルド鉱の衰退と閉山―芦別を去る人・留まる人;樺太引揚者の足跡から辿る戦後の芦別と石炭産業;炭鉱の学校の子ども)
芦別における炭鉱労働(三井芦別炭鉱での仕事;災害報告から読む三井芦別炭鉱の事故;三井芦別労働組合と精妙な賃金体系)
芦別の地域産業と地域活動(炭鉱町から地方都市へ―戦後芦別市の地域産業構造と社会移動の変遷;芦別で働いた人たち―芦別出身者と転入者の比較を通して;芦別の女性たちの組織活動―主婦会・婦人会、生活学校を中心として)
炭鉱は芦別に何を残したのか―まとめにかえて
著者等紹介
嶋〓尚子[シマザキナオコ]
1963年、東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専攻はライフコース社会学、家族社会学
西城戸誠[ニシキドマコト]
1972年、埼玉県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専攻は環境社会学・地域社会学
長谷山隆博[ハセヤマタカヒロ]
1959年、北海道生まれ。父は三井芦別炭鉱の鉱員で、高校生まで芦別市西芦別町で育つ。1986年、立正大学大学院史学専攻修士課程修了後、苫前町・門別町で遺跡発掘調査員。1993年の星の降る里百年記念館開館から芦別市で学芸員として勤務、2020年に定年退職。現在、同館アドバイザー。専攻は日本考古学、北海道近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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