内容説明
どれほど過酷な環境にあっても教育こそが社会を変える―日本の憲法研究者が見た、ペン(識字教育)とミシン(職業訓練)とヴァイオリン(芸術教育)の力で闘うアフガニスタン女性革命協会(RAWA)などのエンパワメントの記録。
目次
RAWAを訪ねる旅へ
第1章 難民キャンプを歩く
第2章 ヘワド高校の自由のための教育
第3章 分断された街ペシャーワル
第4章 首都カーブルの風景
第5章 学びを通した女性のエンパワメント
第6章 AFCECOの子どもの夢と生活
哀れみの涙ではなく、ともに闘う勇気を
著者等紹介
清末愛砂[キヨスエアイサ]
1972年生まれ。山口県出身。室蘭工業大学大学院工学研究科准教授。専門は、憲法学、家族法、アフガニスタンのジェンダーに基づく暴力。「RAWAと連帯する会」共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新田新一
11
題名にはペン(学問)とミシン(実学)とヴァイオリン(芸術)で闘うという意味が込められているそうです。書かれているのは、アフガニスタンで初めて設立されたフェミニスト団体RAWAのことです。この団体は教育を通して、アフガニスタンの普通の人々のより良い生活を目指しています。残念なことに、創立者のミーナーは殺害されました。一番心に残るのは、子供たちの笑顔です。荒廃した国で暮らしていても、明るい笑顔を見せてくれる子供たちがたくさんいます。女性たちが、真剣に職業を学んでいる姿にも心を打たれました。2023/10/21
渡邊利道
2
ようやくゆっくりできるようになったのでまずこれを読む。アフガニスタンの女性と子どもたちの現在を写した写真文集。著者は軍事介入を完全に否定している。2020/12/26
vivi
1
★★★☆☆2020/11/12
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- 和書
- 端正な折り紙