内容説明
写真家・森山大道の写真集『新宿』(月曜社刊)を解体、全てのページを素材として使用しコラージュした全128点からなる写真集。1985年生まれのアートディレクター・吉田昌平による、欲と衝動に溢れた自由で美しいコラージュは、森山作品に新たな息吹を与えている。印刷は山田写真製版所。プリンティング・ディレクターは、亀倉雄策、田中一光など名だたる巨匠たちとの仕事で知られる印刷の神様・熊倉桂三氏。コラージュ作品の立体感を出すために片側から光を当てる特殊なスキャニングを行い、黒のダブルトーン+調子版ニスの3版で贅沢に印刷。函入。
著者等紹介
吉田昌平[ヨシダショウヘイ]
1985年、広島県生まれ。アートディレクター、グラフィックデザイナー。桑沢デザイン研究所卒業後、デザイン事務所「ナカムラグラフ」での勤務を経て、2016年に「白い立体」として独立。カタログ・書籍のデザインや展覧会ビジュアルのアートディレクションなどを中心に活動。そのかたわら、アーティストとして字・紙・本を主な素材・テーマとしたコラージュ作品を数多く制作発表する。2016年、雑誌『BRUTUS』(マガジンハウス)No.818「森山大道と作る写真特集」への参加を契機に、森山大道氏の写真集を素材としたコラージュ作品の制作を始める。作品集に『KASABUTA』(WALL、2013年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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