残らなかったものを想起する―「あの日」の災害アーカイブ論

個数:
電子版価格
¥2,420
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

残らなかったものを想起する―「あの日」の災害アーカイブ論

  • 高森 順子【編】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 堀之内出版(2024/03発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 44pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月29日 04時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909237927
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0036

内容説明

巨大災害が頻発するこの国では、防災、減災、命の大切さといった「残すべき目的」を掲げた「アーカイブ」が作られ続けています。しかし、そこで残すべきとされるものは、ほんのひと握りでしかありません。私たちはもっと豊かなものを、もっと多様な手法で、留めたり、取り戻したりすることができるのではないでしょうか。本書では、現場の偶然性をとりこみながら「残らなかったもの」への想起の回路を開こうとするユニークな15のメディア実践を紹介。あなたにとっての「災害」、そして「アーカイブ」のイメージを大きく変える実践がここにあります。

目次

1 「あの日」以前の暮らしへの回路を創造する(語り―被災の「前」について語ること;復元模型―「あの日」より前の風景、街並み、そこでの記憶を復元する ほか)
2 「あの日」への想起のダイナミクス―モノを創造する(報道写真―御嶽山噴火の新聞報道にみる記録のポリフォニー;絵画―関東大震災における美術家の表現活動 ほか)
3 「あの日」への想起のダイナミクス―場を創造する(記念式典―災害を社会はいかに記憶するか;災害遺構―何を残し、何を伝えるのか ほか)
4 未災者との回路を創造する―実践と研究の「あわい」から(美術館―人の心を動かす主観的記憶の展示;演劇―カタストロフィの演劇体験 「『RADIO AM神戸69時間震災報道の記録』リーディング上演」省察)

著者等紹介

高森順子[タカモリジュンコ]
情報科学芸術大学院大学産業文化研究センター研究員。1984年、兵庫県神戸市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位修得満期退学。博士(人間科学)。グループ・ダイナミックスの視点から、災害体験の記録や表現をテーマに研究している。2010年より「阪神大震災を記録しつづける会」事務局長。2014年度井植文化賞報道出版部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。