内容説明
家も住む人も時とともに変わる。その流れを見据えるひとつの試み。
目次
1 王朝文化と家(歌の家;恋のかたちと住居―王朝時代の“色好み”が消えるとき;能書の家―世尊寺家と世尊寺流の仮名)
2 中世人の家と生活(太郎冠者の家)
3 江戸期の女性の家と旅(女性詩人の書斎;旅する女たち―江戸時代の伊勢参りにみる家と女性)
4 近現代の家と表象(女優原節子の住んだ家―映像表現の中の家父長制;「リカちゃんハウス」という表象―「人形の家」と戦後住空間のジェンダー)
5 家と人の現代―これまでとこれから(イエと家族の現代的景色;高齢者と家意識―子どもとの同居率の変化をめぐって;個人と家―西洋・日本・アメリカ)
著者等紹介
今関敏子[イマゼキトシコ]
日本文学研究者。川村学園女子大学名誉教授、放送大学非常勤講師。著書、共著書、論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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