内容説明
ドイツ児童文学史記述の出発点とも言えるカール・ホブレッカーの著作を翻訳。子供の本の厖大なコレクションを背景にやわらかな語り口で読者を「小さい文学」の世界へいざなう。
目次
一年生
目で見る
楽しい教科書
娯楽読み物の先駆者たち
民衆本
歌
新しい児童文学の創造
世界文学と古典作家たち
見た目
古典的児童文学作家
躍進
黄金時代
ロングセラー
補遺
結びの言葉
著者等紹介
ホブレッカー,カール[ホブレッカー,カール] [Hobrecker,Karl]
1876年、ヴェスティヒ(現ドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州)に生まれる。ローザンヌ、ゲッティンゲン、フライブルクの各大学で化学を専攻、光化学技術者となる。若くしてドイツの子どもの本に関心を持ち、12,000点に及ぶ書籍を個人として系統立って収集した。この体系から得られた知見を文化及び教育の専門雑誌に発表する傍ら、子どもの本の再刊に尽力し、新刊の出版にも貢献した。1949年、イーザーローンで死去
佐藤和夫[サトウカズオ]
1951年生まれ。1976年、茨城大学人文学部文学科卒業。1978年、金沢大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻修了。茨城大学人文学部講師、助教授、教授を経て同大学名誉教授、放送大学特任教授(茨城学習センター所長)。主な研究対象はエーリヒ・ケストナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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