感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mikky
10
アメリカを中心に据えた対話型リレーエッセイ。まず、この3人の書き手のバランスが絶妙だな、と思った。とくにアメリカで生まれ育った建築家の光嶋さんの視点が入るのが、とてもフェアだと感じた。私自身は史学を学んだ人間のせいか、青木さんの視点がもっとも身近に感じられ、また文学者である白岩さんの視点にもとても共感するのだけれど、光嶋さんから見たアメリカ、とくにアメリカの建築やそこに横たわる哲学は未知の世界で、だからこそとてもみずみずしく映った。先日読んだトッドの『西欧の敗北』とともに何度か読み直していきたい作品。2025/01/05
かんがく
8
タイトル通り、著者3名(ぼくら)から見たアメリカについて。ちょっと3人とも文章が気取り過ぎていて読みにくく感じた。2025/05/03
チェアー
6
英国という本国と戦って得た「自由」が、奴隷制や戦争によって拘束される見かけの自由になり、本質的な自由がどんどん狭まっている。そのことに気づいた人は、地下に潜り、「モグラのように」這い回り、他のモグラのように交流する。 2024/10/21
晴
5
分断が進み、混沌とする世界情勢の中で、「アメリカ」という国をそれぞれの角度で見つめていくリレーエッセイ。アメリカに対して少々批判的な青木さん、少年時代を過ごしたアメリカでの思い出を交えつつもアメリカ史に名を残している建築家たちに想いを馳せる光嶋さん、そしてアメリカ文学者として中立的に「アメリカ」を見つめる白岩さん。三者三様のアメリカ論が展開されていて、興味深かったです。個人的には白岩さんの青木さん評が「青木さんは、青木さん」と称しているのがおもしろかったです。2024/10/24
lyrical_otoca
0
スタートがnoteでの「リレーエッセイ」だから学術色は薄めではあるが、それゆえにとっかかりやすい本になっているのがよかった。各章短いし間の繋がりが緩いので、「アメリカ」について真面目に考えたい人の最初の1冊に向いてると思う。西洋の植民地主義って今でもイスラエル問題に繋がってる等根強いんだな……と再認識した。多様なものをゆるく統合することが世の中必要。2025/01/31




