内容説明
「助けられる存在」から「まちづくりの主人公」へ。重度障害者が拓く、インクルーシブ社会への道。
目次
1 旅のはじまり
2 自分たちの手でまちを作る(斉藤新吾さん)
3 ほにゃら前史 宮本早苗さんの闘いとつくばの障害者運動
“介助者のつぶやき”介助に発生する磁場(尾和忠直さん)
4 受け取った「自立生活」のバトン(栗山朋美さん)
“親のつぶやき”娘が自立生活をするなんて(栗山ツヤ子さん)
5 自立生活を支えるということ(森下直美さん)
6 信じる人と生きていく(川島映利奈さん・細島秀哲さん)
“介助者のつぶやき”介助を通じて地域の一員に(前川湧さん)
7 ほにゃらで人生が変わった(生井祐介さん)
8 まちの形を変える制度を作る
“介助者のつぶやき”みんなで楽しく社会を作る(成田恵理さん)
9 誰もが自分らしく生きられる社会へ(川端舞さん)
10 パラグアイで見た青空
著者等紹介
柴田大輔[シバタダイスケ]
1980年、茨城県生まれ。写真家・ジャーナリスト写真専門学校を卒業後、フリーランスとして活動。ラテンアメリカ13か国を旅して、多様な風土と人々に強く惹かれる。2006年よりコロンビアに深くかかわり、住民と生活を共にしながら、紛争、難民、先住民族、麻薬などの問題を取材し続けている。その他、ラテンアメリカ諸国、国内では障害福祉、地域社会をテーマに活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tu-ta
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知り合いのフォトジャーナリストの柴田さんが書いた本。彼のやさしい、しかしまっすぐな視線は写真だけでなく文章にも出ている。彼が最初に障害者に出会った風雷社中の『トランジットヤード』も紹介されている。 そして、そこから茨城県に引っ越した彼がほにゃらに出会う。この本にはほにゃらと障害当事者が確実に1歩ずつ、そして、効果的につくばの街に肯定的な変化をもたらしている姿が具体的に書かれている。2024年5月に大田区の梅屋敷でこの本の出版記念のイベントを企画中。そこにはほにゃら事務局長の斎藤さんも呼びたいと思っている2024/03/04