内容説明
「これはひとつの、社会運動です」―音楽家の一言に導かれ、私は「仕立て屋のサーカス」をめぐる旅に出た。音、布、光がざわめき、すべてが溶け合う物語のような舞台は、いかにして生まれたか。16のインタビューと6つの対談で紐解く、舞台芸術集団の誕生と現在。
目次
どこにも寄りかからず、すべてを含んだここにしかない景色(曽我大穂)
精神性を感じる祝祭(石川直樹)
許されている場所(ミロコマチコ×曽我大穂)
もっといいやり方を探している(原田郁子×曽我大穂)
別世界へ飛べる装置(小金沢健人)
野原に建てる自分たちの小屋(関根光才)
多様なまま共にあること(スズキタカユキ)
破壊の後に見える「美しさ」(西谷真理子×スズキタカユキ)
すべてが溶け合う循環型の舞台(納谷新)
あの場所にいられる(植田浩平)
「すみっちょ」を楽しむレッスン ガンジー
ルールのないところから立ち上がる核心(中嶋朋子×曽我大穂)
気の抜けないスリリングな舞台(青柳拓次×曽我大穂)
あのとき飛び込んでよかった(手島すみれ)
発酵し続ける生命体(勝見淳平)
古代と現代をつなぐ非日常空間(渡辺敬之)
人生の本質を追体験する小屋(石田悠介)
名前を持たない旅人たち(マテオ・フェイホー)
妥協のない手づくり集団(小寺史郎)
手探りでつくりあげるよろこび(大神崇)
強度のある表現と長く続くルールを求めて(曽我大穂)
七年目のディスカッション(曽我大穂×スズキタカユキ)
著者等紹介
〓松夕佳[タカマツユウカ]
編集者。1975年、茨城県生まれ。日本評論社、福音館書店を経て2017年、ひとり出版「夕書房」を設立。人文・芸術系の書籍を刊行しながら、フリーランスライターとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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