内容説明
錆びた甲冑に囚われた勇猛果敢な無敵の隊長、独裁者の不眠を治した司令官の機知、犬の毛刈りの失敗から起こる大騒動、ガチョウによる強奪事件を調査する判事が辿りついた驚愕の結論…。イタリアの鬼才による奇想と意外性、不思議な諧謔に富んだ短篇集。
著者等紹介
トーファノ,セルジョ[トーファノ,セルジョ] [Tofano,Sergio]
1886~1973。イタリアの俳優、演出家、挿絵画家、漫画家。1909年に役者デビュー、複数の劇団の共同座長を務め、国立演劇学校で後進の指導にあたるなど、戦前から戦後まで舞台、映画、テレビで活躍。洗練されたユーモアを特徴とする「ブリッランテ」役を得意とした。STOのペンネームで挿絵を手がけ、1917年に雑誌『コリエーレ・デイ・ピッコリ』に発表した漫画『ボナヴェントゥーラさんの冒険』のシリーズが大人気となる。カルロ・コッローディからジャンニ・ロダーリへと至るイタリア児童文学、ファンタジー文学の系譜に位置づけられ、再評価が進んでいる
橋本勝雄[ハシモトカツオ] 
京都大学文学部卒業、同大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、京都外国語大学教授。訳書に『プラハの墓地』(エーコ)〈第2回須賀敦子翻訳賞受賞〉などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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            - 和書
 
 - 父へのラブレター
 

              

