シリーズ混成アジア映画の海<br> 夢みるインドネシア映画の挑戦

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シリーズ混成アジア映画の海
夢みるインドネシア映画の挑戦

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  • サイズ A5変判/ページ数 364p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784909151223
  • Cコード C0374

内容説明

大小17,000もの島々から成り、世界4位の人口を擁する多民族国家インドネシアは、映画大国でもある。国産映画は毎年約100本作られ、そのうち十数本が100万人を超える観客を動員する。本書では、特に1998年政変以降に制作されたインドネシア映画の物語とその語られ方の分析から、インドネシアが何を理想として国と社会を構想し、何を恐れ、何を悲しみ・悼み、どこに希望を見出して国として歩んできたのかを探る。映画からインドネシア史を読み解き、読めば映画がより愉しめる一冊。

目次

第1部 インドネシアの夢と願いを映画にみる 序論―一九九八年政変以降を中心に(多彩なインドネシアを構成する民族と言語、風土と社会;インドネシア映画史―一九二六年~一九九八年 ほか)
第2部 父をめぐる国民の物語の模索―映画にみるインドネシアの家族像(父という厄介者を描く―一九九八年スハルト退陣とリリ・リザ監督『クルドサック』、『ビューティフル・デイズ』、『GIE』、『虹の兵士たち』;家族から父を消してみる―ニア・ディナタ監督の女家長による家づくり『分かち合う愛』、『三人姉妹(二〇一六年版)』、『窓』 ほか)
第3部 信仰と規範、社会秩序の問い直し―呪縛と闘うインドネシア映画(信仰が生む暴力と向き合う―バリ島爆弾テロ事件と宗教の不寛容『楽園への長き道』、『愛の逸脱』;信仰実践を世界に発信する―インドネシアは世界の手本になるか『愛の章』、『欧州に輝く九九の光』、『望まれざる天国』 ほか)
第4部 国民的悲劇を語り直し乗り越える―想像と連帯を促す映画の力(「国民的悲劇」に向き合う―九月三〇日事件と「共産主義者狩り」の語り直し『紅いランタン』、『アクト・オブ・キリング』、『フォックストロット・シックス』;失踪と別離に寄り添う―革命と政変が招いた溝の深さ『プラハからの手紙』、『他者の言葉の物語』、『ソロの孤独』、『サイエンス・オブ・フィクションズ』 ほか)
資料

著者等紹介

西芳実[ニシヨシミ]
京都大学東南アジア地域研究研究所准教授。専門はインドネシア地域研究。研究テーマは多言語・多宗教社会における災害対応、災厄体験の共有・語り直しと社会統合(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kure

2
先日の神保町ブックフェスティバルで購入した一冊。インドネシア映画は『アクト・オブ・キリング』くらいしか知らなかったけれども、様々な観点からの評論が集められていて関心を持って読むことができた。特に、近年のホラー映画の「語り直し」についてのフェミニスト批評は興味深い。2022/11/28

Ahmad Todoroki

0
本邦初の現代インドネシア映画の全体像を包括的に論じた画期的著作。細かい論旨についてはいちいち反論したい箇所多数なのですが、それは本書が刊行された意義をいささかも減じるものではありません。インドネシア映画史とその全体像を論じる上での基本中の基本文献。西さん、ありがとうございます。

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