内容説明
男性として扱われることに違和感を覚えるも、女性として生きたいわけでもないと思い悩む凛。ゲイというセクシュアリティを自分自身で受け止めることができず、何事にも否定的になり、周囲に嫌がらせをしてしまう輝。転校生のさやかは正義感が強いレズビアン。寡黙な優等生タイプの智史、明るくフェミニンな雰囲気オープンリー・ゲイの虹太、明るく優しい性格が魅力の陽菜。ここにいるのは、自分自身に正直であろうとし、そして誰も傷つけたくないと葛藤するティーンたちばかり。友人への告白(カミングアウト)、初めて見つけた理解者や仲間たち、彼らとの適切な距離を保つことの難しさ、そして常にある自分自身との葛藤。悩んだ末に決断した海外留学。コミック、エッセイ、資料集で、若いLGBTQ+について、知る、学ぶ、応援する1冊。
目次
1 コミック「言いたいヒミツ」
2 エッセイ「LGBTQ+6人のストーリー」
3お役立ち資料
著者等紹介
野原くろ[ノハラクロ]
ニューヨーク、Pratt Institute中退、1995年12月雑誌『薔薇族』(96年2月号)で漫画家デビュー。その後、イラストレーターとして活躍しながら、古川書房から単行本『ミルク』全3巻を刊行、雑誌『Badi』の連載などでも作品を発表し続け、現在は単行本『下宿のお兄さん』が6巻まで刊行中。バンドcali≠gariのギタリスト桜井青と「くろとあお」でも活動中
エスムラルダ[エスムラルダ]
1994年よりドラァグクイーンとして各種イベント、メディア、舞台などに出演。2002年、東京都「ヘブン・アーティスト」ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活動しており、舞台・ドラマの脚本や東宝ミュージカル『プリシラ』(宮本亞門演出)の翻訳を手がける。また2018年12月、作詞家・及川眠子、作曲家・中崎英也のプロデュースにより、ドラァグクイーン・ディーヴァ・ユニット「八方不美人」を結成し、CDデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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