内容説明
自閉症・発達障害の我が子を持つ親バカな父が語る。育児・介護士・施設長を経験して見た障害福祉の世界。
目次
第1章 福祉という閉ざされた世界へ送り込まれないために
第2章 息子との日々
第3章 社会性を育むのは特別支援の世界ではない
第4章 特別支援の世界でみた実態
第5章 身体への働きかけ 試行錯誤
第6章 我が子を治すのは社会貢献
第7章 誰の子ですか?
著者等紹介
廣木道心[ヒロキドウシン]
1972年兵庫県生まれ。武道家・国際護道連盟宗家・支援介助法創始者。自閉症で知的障害のある息子の育児の中で自身が会得した武道をベースにしながら、新たにお互いが傷つかない方法を考えて我が子のパニックを治す。福祉現場で介護福祉士として働きながら、新たに自他護身のための武道・護道を創始。その技術を活用した支援介助法を考案。全国の福祉施設、特別支援学校、公立の小中学校、医療福祉系専門学校で高い評価を得る。またNHK国際放送「Face to Face」にて世界160カ国で紹介され、海外でも反響を呼んでいる。介護福祉士から介護施設での施設長を経て現職。現在は武道家として活動しながら、全国で介助法の指導を行っている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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U-Tchallenge
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著者が福祉や特別支援の世界でどのようなことを実践し、考えてきたのかということが書かれた一冊。いろいろなことを経験されてきたことがわかった。中に入った人だからこそわかることが書かれている。だからこそ、脱支援ということ。これは支援を全くしないで放任しておくということではない。その人に寄り添い支援することの良さはよく耳にする。しかし、そこに意識を傾け過ぎることで、本人が育ち成長するということが疎かになってしまうのではないか。そんな問題提起をされているように思った。2022/03/01