出版社内容情報
津田梅子、下田歌子、岡本かの子……。朝ドラのヒロインに匹敵するほど魅力的な女性たちの劇的な半生を、感動的に描いた列伝評伝。
長尾剛[ナガオタケシ]
作家
内容説明
こんなスゴい日本女性がいたのか!津田梅子、羽仁もと子、福田英子、下田歌子、吉岡彌生、岡本かの子、山田わか―。男尊女卑の風潮が強かった明治から昭和において、持ち前のバイタリティと凛とした信念で道を切り開いた女性たちがいた。彼女たちの波乱の生涯は、先の見えない現代を生きる私たちを勇気づけるとともに、歴史の陰に隠れた、もうひとつの近代を見せてくれる。文庫書き下ろし。
目次
序章として―二人の、ある女性の話
津田梅子―近代女子教育の先駆者
羽仁もと子―日本初の女性ジャーナリスト
福田英子―自由を求めた東洋のジャンヌ・ダルク
下田歌子―明治国家に愛された女子教育者
吉岡彌生―女性医師の道を切り開いた教育者
岡本かの子―剥き出しの愛を文学にたたきつけた作家
山田わか―数奇な半生を経て母性の力を訴えた思想家
著者等紹介
長尾剛[ナガオタケシ]
東京生まれ。東洋大学大学院修了。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bammbi
5
さらっと読めてしまったので、機会があったらそれぞれの生き方をじっくりと読んでみたいと思いました。2016/12/14
あお
2
津田梅子や羽仁もと子など。男尊女卑の強い時代に信念を貫いた女性たちの生き様。2022/02/04
たなぼたん
0
帯の通り、どの女性をとっても朝ドラになりそうな魅力的で強いノンフィクションを読むことが出来ました。男尊女卑が当たり前とされる世の中において、その世のあり方に疑問を持ち知識教養を身につけ果敢に立ち向かって行った女性が大勢いたのだと思うと勇気づけられます。ほかの方も言っていたとおり、もっと個々人について知りたいとも思いましたので、特に興味をもった人物について掘り下げていくという導入には良い本です。2017/02/15