感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
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「MUJI BOOKS 人と物」シリーズ。エッセイだけを収録しているのではなく、愛用品や自筆の絵や原稿も紹介している。多才で多趣味だった伊丹十三にはうってつけのシリーズだ。実際、そんな伊丹の多面性がよく理解できる内容となっている。一番の収穫は『女たちよ!男たちよ!子供たちよ!』収録の「父と子」。伊丹万作が脚本を書いた『無法松の一生』を数十年ぶりに観て、「この映画は父の私に宛てた手紙であったのだ!」と気付く。「ああ、私もそろそろ、父が「無法松の一生」を書いた年齢にさしかかっている」(つづく)2025/12/05
さゆう
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前編は過去エッセイの印象的な言葉だけの抜粋、中編は過去エッセイを丸々引用、最後の「伊丹十三の映画全チラシ」は初めて拝見しました。以下中編の引用エッセイ。「クワセモノ」「素朴な質問」「プ」「博物図鑑」「目玉焼きの正しい食べ方」「最終楽章」「父と子」です。「博物図鑑」は「ぼくの叔父さん」の「バッグ」を含むエッセイ+イラストの作品がいくつか紹介されてます。非常に軽いので、ちょっとしたお出かけにちょうど良いです。2020/08/04




