内容説明
「これを終わりと思うんじゃなくて、人々が優しくなれる街を作る、新しいスタートにしなくては…。」森のように茂った街路樹と、異国情緒溢れるモダンなアパート群。失われる運命にある美しい街と、そこに集う人々。儚いきらめきとせつなさを、より良き再生への希望に託し活写した。そこに、人々の心を優しくポジティブにする何かがあった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロバーツ
1
モノクロの写真が失われた建物を呼び起こす2019/07/06
psy
0
かつてあった記憶の写真集。丁度ハービーさんの写真展で観たばかりの作品もありました。撮影は平成に入ってるのではと思われるものもありますが、完全に昭和の空気が残ってたとこだったのだなあと。ラストの、アドレスとなった姿が見られるのも興味深く。駆けていく2人の後姿の作品が、未来に向かっていくようで、何となくユージンスミスの楽園へのあゆみを思い出しました。ハービーさんの写真、いいですねえ。また展示も拝見したいです。2020/09/21
ロバーツ
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後書きを読んでから写真を見ると違ったように見える。建物と思いがシンクロしてくる。2019/07/06
ロバーツ
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代官山にあった同潤会アパートの写真集。2019/07/06