内容説明
ある日、美術部が文化祭のために作ったジオラマが壊されるという事件が起きた。「ジオラマ事件」の真相を探るために中学の文化部部長が集まる臨時部長会議が開かれた。部長たちは犯人捜しに乗り出すが―。12人の中学生の視点から語られる胸キュン青春小説。
著者等紹介
吉野万理子[ヨシノマリコ]
1970年生まれ。神奈川県出身。作家、脚本家。上智大学文学部卒業。新聞社、出版社勤務を経て、2005年、『秋の大三角』(新潮社)で第1回新潮エンターテインメント新人賞を受賞。『劇団6年2組』『ひみつの校庭』(どちらも学研プラス)でうつのみやこども賞受賞。脚本では、ラジオドラマ『73年前の紙風船』で第73回文化庁芸術祭優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆみねこ
69
文化祭を目前に起こった「ジオラマ事件」をめぐっての文化部部長会議と、老朽化した第二体育館の取り壊しをめぐる運動部部長会議。12人の中学生たちの熱い気持ち。あぁ、部活って良いなぁ。2019/06/15
☆よいこ
53
前半は文科系、後半は運動部系の部長会議で別の話。[前半]文化祭の準備中、展示会場のジオラマが汚され部員の立体像が消えた。美術部部長は熱血漢で、犯人探しに走り回る。それぞれの部長の思惑が交錯し事件は思わぬ方向へ。[後半]第二体育館(体育室)の取り壊しが決まり、和太鼓部と卓球部の練習場所確保のために、他の部活動の活動時間活動場所の調整をしなければならない。自分は一生懸命でも後輩には通じていなかったり、こだわりが違っていたり、部長は大変。自分たちで話し合いながらやっていこうとする姿勢が頼もしい。▽中学部活動2020/02/19
たるき( ´ ▽ ` )ノ
31
Kindle Unlimitedにて。なんだか可愛らしいお話だった(*´ー`*)楽しかったなあ、中学時代。懐かしくなった♪2019/07/18
ムーミン
30
青春っっ!って感じです。こんな部活経営の学校を目指したいな。2019/06/23
tan
27
児童書。文化部と運動部の2部構成で吉野さんの安定感のある面白さでした。ただあまりなじみのない部活が多くなぜこの部活を選んで書いたのか不思議です。でも基本、皆いい子で読んでいて爽やかになれる作品でした。ただ、ラストがあっけなかったというか「え、これで終わるの?」と思ってしまいちょっと残念でした。もう少し盛り上げてほしかったです。2019/04/23
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