内容説明
この本にはあなたと同じ悩みがきっとある。あれはいじめなんかじゃない、犯罪だったんだ。僕も早く相談すれば良かった―「いじめなんかじゃない」から。朝日中高生新聞の10年超の人気連載、51本収録。
目次
この世界の僕
優しくなんかない
時間にまかせて
大発見
それは個性
夢に向かって
その言葉の意味
強迫観念
春 見つけた
今の私に寄り添って〔ほか〕
著者等紹介
本山理咲[モトヤマリサ]
1968年、神奈川県大和市生まれ。1990年、漫画家デビュー。以後、漫画、イラスト、絵本などの仕事を手がけ、現在に至る。2004年から、朝日中学生ウイークリー(現在の「朝日中高生新聞」)で、漫画「明日がくる」を連載。2009年、同漫画で掲載した作品が、『中学道徳2・心をつないで』(教育出版)にも転載される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
53
読むのがつらいと思うのに目が離せない。5冊目。先生からいじめについての正論を聞かされても、そこで反省しない生徒もいる。死ということばの本当の意味がわかるには、中学生はまだ若すぎるのかもしれない。その意味に気づくのが成長なのだろう。だけど少しでも早く気がついてほしい。人を傷つけることは未熟でもできてしまうのだ。いじめることで自分が強くなったと思うのは本物ではない。それなのにこのニセモノの誘惑は何と強いことか。ところで。ちらっと出てくる理解のない先生たち。弱い者の味方になってください。頼られているんですよ。2020/01/31
ris3901
6
図書館のYA展示本。5巻目ですが初読み。中学生向け新聞に掲載されたほぼ4ページづつの短いストーリー。いじめにまつわる話が多い。投稿を元にしているそうでとてもリアル。自分の中学生の頃にも多少あったことで、色々共感しました。本を読まない中学生でも気軽に手に取れ前向きになれそうです。 2018/12/07