内容説明
あらゆる分野で心の喪失が嘆かれる現代社会。古めかしいと思われがちな礼法にチョット目をやって下さい。礼法にはまず、健康な心が欠かせません。相手を察し、思いやる心、心と心のコミュニケーション。その心を時と所と場にふさわしく、かつ美しく表現するのが最高の礼法。決して堅苦しいものではありません。日頃、何気ないうちにしている心遣いを、美しいふるまいで。それが本書です。
目次
序章 礼儀作法とは?
第1章 動作の基礎
第2章 訪問ともてなし
第3章 ジビネス社会の作法
第4章 家庭で育む思いやりの心
第5章 個人としての嗜み
第6章 年中行事と日本の文化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nikko
6
他者の量りかねる言動に心がざわつき、一刻も早く軌道修正したくて手にした本。鎌倉時代から受け継がれてきた言わば、「侍のマナー」だが、人の心、大切にしなければならないものは変わらないのか、現代に通用するものが多くある。「慎みということ」・「見合わす」この二つのくだりで、少し力を補充できた。年齢的なこともあるとは思うが、周りから注意を受けることが少なくなってきた。この本は、そんな今の私の襟を正してくれる一冊でもある。2013/08/31
京香
0
極端な話、相手の気持ちになって行動出来たらマナーのハウツー本はいらないのかもしれません。習い事の都合で通読しましたが、母親から言われていることが大半。日本のこうした礼儀作法は脈々と親から子へ伝えられていくものなのだなと改めて思いました。型に心が入って初めて礼儀作法になるんでしょうね。2014/11/24