内容説明
「お日様のように輝け」―そんな名前の由来通り、部活でもクラスでも中心人物の一輝。サッカー部のキャプテンにもなり、充実した高校生活を送っていた矢先、左目の視力が極端に落ちていることに気づく。ロービジョン、視覚障がい…無縁だと思っていた世界が現実として迫ってきた時、一輝は目隠しをしながら音の出るボールを蹴る、不思議なスポーツに出会う。それは、音を頼りにプレイするサッカー、“ブラインドサッカー”だった。
著者等紹介
川端裕人[カワバタヒロト]
1964年生まれ。東京大学教養学科卒業後、日本テレビに8年間勤務。退社後はコロンビア大学ジャーナリズムスクールに籍を置きながら、文筆活動を本格化。フィクション・ノンフィクションの両分野で活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えも
18
サッカーの得意な高校生が視力を失い、葛藤の後に、クラスメイトやチームメイトの力を得て、ブラインドサッカーを始める▼中高生新聞に連載された、ちょっと気恥ずかしいまでの青春小説でした。2018/06/23
よっしー
13
中高生に向けた新聞での連載小説だったのですね。テーマとしては重たいものでしたが、読み進めるうちに希望の光も見えて…。青春だなと感じながら読み終えました。サッカーとブラサカ、確かに似てるようで全く違う競技ですが、ブラサカはある意味誰もが出来る競技ですよね。知識としては知っていましたが、どんなものなのか観てみたいなと思います。2019/03/12
飲も飲も
4
高校サッカー部の一輝が急に視力が落ちる。そんな時出会ったブラインドサッカー・・・。読んでよかった。2017/12/05
とりぞう
2
「右も左も分からない」と丈助。 「大丈夫だ。右手の方が右で、左手の方が左だ」。< なんて話など(^^)2025/04/17
かかし
2
伊集院光さんがラジオで、ブラインドサッカーが面白いと言われていたので、ブラインドサッカーをテーマにしたこの本を読みました。目が見えなくなる葛藤や青春の若さが良く出ていました。2018/09/23