- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > エッセイ
- > エッセイ アンソロジー
出版社内容情報
西野博之・山下英三郎[ニシノヒロユキ ヤマシタエイザブロウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
32
子どもたちの持っている内発的な発達可能性に信頼を置き、福祉的支援(援助)を行うのがスクールソーシャルワーク(SSW)だと僕は思っています。本著は日本で一番最初のSSWrの山下さんと居場所づくり実践を行ってきた西野さんの対談です。「子どものための」という意味を考えることができました。SSWは、ともすると学校支援や教育委員会支援に陥りがちです。もっと言えば子どもに会うことを拒む教育委員会すらあります。子どものありのままを受け止め、子どもの今を最大限尊重するソーシャルワークとは何か深く考える必要性を感じました。2018/05/21
saiikitogohu
1
「学校に行こうが就職しようが、その前に、自分で自分自身を受け入れていくというか、「こんな俺でも、私でも大丈夫と思える私になっていく」というのが、バクの会でも、たまりばでも共通していた大事な理念」「ひとりじゃないという安心と、人から感謝される経験の積み重ねが、自己肯定感を育んでいく。」(147)「「暇だ。何かやることないかな」と思えるほどの安心や余裕が広がってくると、自分の頭で考えて自分の足で動き出すんだということを、子どもとのかかわりから教えられてきました。」(151)2018/07/17
Y.N
0
ソーシャルワークは個人でなく環境に焦点を当てる。子供や親に問題があるのではなく、背景を考えること。とにかく寄り添うこと、支援を押し付けないこと、存在してくれているだけでいいという眼差し2023/02/15
かおるん
0
子どもたちのSOSを受け止めるために! おとなの思惑ではなくて、子どもたちのニーズに焦点を当てた寄り添い方のエッセンスがここにある。2020/04/26
みーさん
0
西野博之さんと山下英三郎先生の『居場所とスクールソーシャルワーク』読了。 お二人のバックグラウンドから始まり(これが凄く面白い)、居場所とは?ソーシャルワークとは?について対談の語り口調で書かれている。 それって支援者のエゴでは?誰のためのソーシャルワーク?ということを突きつけられる 。耳が痛い。2020/06/06