内容説明
平和な徳川時代から激動の明治時代へ―反革命の烈士たらんと敬神党が挙兵した神風連の乱、薩摩軍の猛攻をしのいだ西南戦争。時代の荒波に堪え、そびえる巨城・熊本城。
目次
第1章 城造りの名人加藤清正
第2章 熊本藩加藤家はなぜ滅びたか
第3章 細川家二百三十年史
第4章 敬神党(神風連)の乱
第5章 西南戦争・熊本鎮台からの密使
第6章 旧会津藩家老佐川官兵衛の薩軍追討
第7章 熊本城の救援第一号
著者等紹介
中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年、栃木県生まれ。東北大学在学中に「風船ガムの海」で第34回文學界新人賞佳作入選。1987年「明治新選組」で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。1993年『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞を、1994年「二つの山河」で第111回直木賞を、2005年『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を、また2015年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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