感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
豆ぐみ
1
2021年朔出版刊。「船団の会」に所属していた作者が会の散在にあたってまとめた第3句集。特に好きな句は〈躑躅咲く今日のコンパに今日呼ばれ/花は葉にカレーおかわりまだあるよ/開けないでください虹の窓だから/白南風は地球の欠伸モアイ像/ヨット往く波に付箋を貼るように/秋晴れのバでハウリングするマイク/元カレを案山子にかえて六体目/秋空のラの音高きさようなら/白鳥が来るまでホットウイスキー/手袋の中は光の子の巣穴/二つ貼るもし蒲公英が切手なら〉などなど。2021/11/03
際皮
0
句集。<飛魚を鎖骨に飼っている女> <元カレを案山子にかえて六体目> <牛乳のちょっと混じった雪女> とかが船団らしい且つ面白い句なんじゃないかと思います。 全体的に明るくて軽い感じですね。2021/05/01