内容説明
青春時代は短い―。ちょっぴり甘酸っぱい昭和・平成の“アオハル”。色あせない名古屋の青春グラフィティー。名古屋(愛知)の中学・高校生の思い出と日常をテーマに名古屋タイムズ(名タイ)が撮影した膨大な報道写真ネガから約260枚を厳選し、解説を加えた。スマホがない時代はどこか自由だった…。入試、合格発表、入学式、夏・冬衣替え、プール開き、修学旅行、クリスマスキャロル・ミサ、卒業式、予備校、ファッションとトレンド、映画ロケ、社会参加、反戦デモ、東京五輪、愛知国体、高校野球など昭和・平成時代の青春模様がよみがえる。“青春写真集”の決定版。
目次
1 中学時代(課外授業;音楽 ほか)
2 高校時代(高校入試;合格発表 ほか)
3 青春真っ盛り(アイドルに首ったけ;映画「高校三年生」ロケ ほか)
4 スポーツに燃える(東京五輪;高校総体 ほか)
著者等紹介
長坂英生[ナガサカヒデオ]
1958年、愛知県岡崎市生まれ。信州大学卒業後、1980年に名古屋タイムズに入社し社会部記者に。2008年、名タイ休刊後、フリー記者・編集者、名古屋タイムズアーカイブス委員会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えすてい
8
名タイに掲載された、名古屋市の中学生・高校生・受験生の写真記録。高度成長期を中心に、学生運動が盛んな時代や、マンモス校の式典、受験戦争、就職試験などの写真が沢山掲載されている。残念ながら、私の通ってた中学高校は載ってはいない(中学は新興住宅地だし高校は中心から遠かったためか)。単に日常の学校生活だけでなく、修学旅行、水泳、野球、サッカーなどに打ち込む姿もある。そこには、OGとして後輩を指導する前畑秀子のいる椙山女学園や私学四強以外の甲子園出発シーンもある。名タイもなくなって久しい。著者は元名タイ記者だ。2024/04/10
みさと
3
かつてあった名古屋タイムズの写真アーカイブスから、その時代の中学生・高校生たちの姿をよみがえらせる。入学、卒業、入試、各種行事、スポーツ大会など。髪型、街の様子、今はなき集団就職などに時代を感じさせられる反面、そこに写っている少年少女たちの笑顔は今も昔も変わらない。キャプションの年から、今70代・80代かと思うと、今は老齢の人たちに輝く青春時代が確かにあったことに胸を打たれる。そして自分と同年代の人たちが写っている写真にも。表紙は、今はなき中日ビルでクリスマスキャロルを歌う金城学院グリークラブ。感無量。2024/10/07