内容説明
数は魔術師か。数字の読み方次第で、無意味・無関係の事象から全く新しい顔が発見できる。物価・金利そして宇宙開発まで乱舞する数を自在に操り、推論・予測・理論化・計算と混沌の世界を秩序立てる数の無限の可能性―。興味尽きないエピソードの数々で探求する、数の社会史。
目次
1 数の世界
2 数を基礎にした新しい世界
3 数秘術と神秘哲学―数をもてあそぶ科学者たち
4 理性の時代における数
5 数の新しい利用法
6 統計の洪水
7 統計学の成熟―ケトレの時代
8 統計に対する批判
9 フローレンス・ナイティンゲール
著者等紹介
コーエン,I.バーナード[コーエン,I.バーナード][Cohen,I.Bernard]
1914‐2003年ハーヴァード大学卒業。ハーヴァード大学科学史教授
寺嶋英志[テラシマヒデシ]
1941年、旧満州・奉天生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。浜松大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
2
9-49 赤45 ★ナイチンゲールは先駆的な統計学の実践家 ! ナポレオンは数学計算好き、生保の発明、「数の勝利」・・・ しかし、数に溺れることも・・ 数は魔術師か。物価・金利、そして宇宙開発まで、乱舞する数を自在に操り、推論・予測・理論化・計算と、混沌の世界を秩序立てる数の無限の可能性。興味尽きないエピソードの数々で探求する、数の社会史。 2008/02/05
takao
1
ふむ2023/11/14
ATSUSHI
1
チャートやグラフを最初に用いたのはナイチンゲールだったというところが、印象に強く残った。まさに、数を使って議会を動かし、その後の世界を作った。2008/07/29
渓流
0
読んでた。日本語表題と原題に大きな齟齬あり。もっと数学的な内容を期待して手に取ったが、数が歴史上の人物にどう扱われてきたかのトピック集。前回の読書が記憶に残っていなかったのも、途中放擲したからだろう。2014/08/02