感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
51
滝良彦選手の名前は初めて知りました。プロ野球が、長閑な時代というか混乱の時期だったというのかわかりませんが、おおらかな時代の話だと思います。滝選手の足跡を振り返ると、選手は所属したチーム状況の翻弄されてしまうことをあらため感じます。力がありながらチーム事情で出場機会が与えられない、出場してもチーム力が弱いため活躍が成果につながらない。そこが勝負の綾かも知れないけれど、やはり厳しい世界だと思います。読み応えのある作品でした。2021/02/13
nishiyan
13
わずか3年間の活動で解散となった高橋ユニオンズ。チーム最多の31勝を挙げ、大映ユニオンズでもエースとして活躍した滝良彦の評伝。滝の大学の後輩であり、中京テレビアナウンサーの著者は本人へのインタビュー、プロアマ問わず元チームメイトや球界関係者への丹念な取材を敢行。本書は滝の軌跡を通して戦後の愛知アマチュア野球史とプロ野球史を描き出している。毎日オリオンズからプロ生活をスタートさせ、球界再編の波に翻弄されながらも確実に記録を遺した滝。穏やかな人柄だからこそ、弱小チームでその力を発揮できたのかもしれない。良書。2020/12/23
オールドファッションボーイ
1
作者の主人公愛。野球愛、そして人間愛を感じた。アナウンサーの押しを活かして、どこでも、誰でも聞きまくっている。サイドストーリーも面白かった。2021/03/16
露傍の石
0
よくぞ取材が間に合ってくれた!わずか3年しか存在しなかった、最弱とも言われるプロ球団「高橋ユニオンズ」で奮闘した滝良彦投手。その最晩年に取材を重ねたおかげで、野球史愛好家にとって大変嬉しい一冊が誕生したのは幸運だった。 とかく強豪の華やかな歴史に埋もれてしまいがちな弱小球団の歴史だが、当然、そこにも人々のドラマや熱意があり、名場面もあった。そこにスポットライトを当てるのも、野球に限らず、スポーツの魅力だろう。 滝氏の上品で穏やかな人柄も伺えて嬉しかった。著者の野球好き故、話題があちこち飛ぶのはご愛敬。2025/11/19




