内容説明
古代日本の政治・文化を担った有力氏族、1182氏を列挙した『新撰姓氏録』。そこから浮かび上がる「古代日本人」の実相とは?飛鳥から平安にかけて成熟した日本文化の原動力を解き明かし、「日本人の成り立ち」に肉薄する意欲作!
目次
第1章 神の裔―大和人の証しは神の血脈か(「八色の姓」が明示するヤマトの支配層;皇別は特別枠か ほか)
第2章 海人族の渡来―波の彼方からやってきた神社信仰(海人族、ヤマトへ;海部国造と「十種神宝」 ほか)
第3章 祭祀氏族の台頭―蘇我・物部から中臣へ(社家の氏族;蘇我氏の「氏神」 ほか)
第4章 国体の本義―天皇号の発明と国家の開闢(崇神VS崇仏;物部守屋の慰霊鎮魂 ほか)
第5章 姫氏の血脈―皇室の苗字はなぜ消されたか(「史」によって編纂された国史;失われた歴史書 ほか)
著者等紹介
戸矢学[トヤマナブ]
1953年、埼玉県生まれ。國學院大学文学部神道学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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