特攻セズ―美濃部正の生涯

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特攻セズ―美濃部正の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908925160
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

太平洋戦争末期、敗色濃いなか、航空戦力全軍特攻の方針が出される。この方針を拒否した指揮官がいた。自ら夜戦航空部隊を錬成、沖縄上陸米軍爆撃を敢行し、戦後は、航空自衛隊の育成に尽力した名指揮官の生涯を描き出した、初の評伝!

目次

特攻作戦と美濃部少佐
大正っ子、空に憧れる
江田島海軍兵学校
水上機パイロット
太平洋戦争始まる
暗雲をさまよう孤鷲
夜襲戦法と零戦転換
翻弄される指揮官
芙蓉部隊発進せよ
最後の決戦秘密基地
平和日本を見つめて

著者等紹介

境克彦[サカイカツヒコ]
ジャーナリスト。1959年、大分県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、85年、時事通信社入社。政治部、高松支局、経済部、ワシントン支局を経て、2011年に経済部長。その後、福岡支社長などを歴任し、17年6月より編集局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飯田健雄

41
ダバオ水鳥事件(1944年9月10日)のことが述べられていたが、これはノルマンディー上陸作戦(1944年6月1日)を日本軍の上層部が知っていて、アメリカの大部隊が上陸すると誤解、完全に恐怖で浮足立ったと思う。よくまあ、美濃部大尉(だいい=当時の海軍階級正式呼称)は確認のため飛び立っていったね。この点で、永遠のゼロの主人公(宮部久蔵)より、適格な判断力があり、それゆえ、大本営の複葉機まで特攻に持ち出す”非合理的空気”を打ち破ったところに、架空戦記ではなく、実際の歴史上の人物である彼の勇気が浮かび上がる。2019/07/07

はやしま

28
エリート将校の話かと思って読み始めたが違った。頭脳明晰だが病気がちで席次もよくなかった主人公が、司令部の都合で戦地のあちこちに振り回され、戦場で臆病な部分をさらけ出しながら信念を通して部隊を教育し劣勢の戦争終盤に戦果を挙げていく。特攻の導入を決める会議で一人反対するシーンは読み手も緊張で汗が出てきた。美濃部は決して特攻を全否定してない。ただ彼は合理的な判断と己を通す意思の強さを持ち合わせていた。それにしてもあまりに無計画、無謀に戦争を始め、進めてしまった当時の軍部に唖然。誰も疑問に思わなかったのだろうか。2020/08/27

スー

23
110美濃部正は下駄履きと侮られた水偵出身で夜間飛行技術を持った自分達が軽快な機体に爆装させれば米軍を悩ます事が出来ると上層部に意見具申して奔走し、九州の最前線に偽装し米軍から唯一爆撃されなかった飛行場作り活躍した芙蓉部隊を創設した。実際は特攻を完全否定した訳ではなく一度特攻命令を出したそうですが、最後まで通常攻撃を貫き通した。しかも美濃部は後方基地と連動させ新人隊員の育成と前線隊員の休養を上手く行い多くの損害を出しながらも最後まで戦力を維持し続けるという偉業を成しとげた名指揮官だった。2020/08/16

鐵太郎

21
芙蓉部隊の指揮官として、大戦末期の日本帝国海軍の特攻命令に逆らって戦果を上げ続けた美濃部正・終戦時海軍少佐、航空自衛隊退官時空将の物語。「彗星夜襲隊」にいた剛直な海軍軍人とは違う、人間としての美濃部正の顔が描かれます。なるほど、彼はこういう、挫折を何度も何度も乗り越えた男だったのか。昭和20年2月の木更津基地で行われた作戦会議のシーンが秀逸。GF首席参謀黒岩少将という「悪役」への怒りが、美濃部の美濃部たるところ。戦いは避けるべきだが、戦争が始まったのならなぜ上から下まで本気で戦わなかったのか。2020/06/14

ふくみみ

9
鴻上尚史さんの不死身の特攻兵を読んでいつか読みたいと思っていた本。もう特攻しかないという上位層は現場の辛さを知らないだけではなく、そこで死んでいく人が上位層より遥かに有能であることも知らなかったんだろう。美濃部さんは現場を知り、その情報を組み立てて特攻以外の選択肢を示してみせた。頭が良くたって言葉遊びに終始して行動を示さない人もいる中で、使命感を持って現場のリーダーとして軍の中枢にも意見を言えたというのは色んな資質が素晴らしくバランスした結果だなぁ。2019/05/06

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