内容説明
グローバル時代における地域の可能性を「コンテンツからコンテクストへ」という視点から学際的に研究する地域デザイン学会の研究論集。今号の特集は「都市のデザインと農村のデザイン」。原田保ら研究者の論文と研究ノートを収録。
目次
巻頭論文 我が国における食料自給率の改善と地域産業の競争優位性の進展―総合安全保障の確保と経済競争力の回復のための地域デザインからの接近
論文1 都市と農村をむすぶ農業経営と地域振興―九州の農業参入企業の取り組みを事例として
論文2 ICT社会のテレワークと情報発信拡大がもたらす都市と地方の新たな関係とデザインの方向
論文3 都市と農村地方の覇権の経済学
論文4 ふるさと納税と寄付の動機の検討―心理的特性および社会経済的要因に着目して
論文5 地域空間に付与される意味の動態性―上書きプロセスにおける相互干渉とその帰結の類型を中心に
論文6 アクターネットワーク理論のZTCAデザインモデルへの展開方向―社会の変化を背景にしたラトゥール理論に対する地域デザインの視角からの考察
研究ノート1 ZTCAデザインモデルを用いた農村地域のオーガニカビリティ分析
研究ノート2 関係人口を拡大する地域デザイン―コンステレーションデザインの視点から