内容説明
建築家のための多拠点活動の手引き。空き家の増加やまちの衰退などの社会問題を背景に、知らない土地に住んでみたい、出身地に貢献したい、伝統的なまち並みを残したいなどの理由で、都市圏と地方を跨ぎ、活動する建築家が増えています。改修設計やシェアスペース・宿運営などで知らない土地で仕事をつくっていく、もしくは組織に所属しながら遠方でまちづくりに関わる、旅をしながら働くなど、9組がそれぞれのユニークな働き方とコツについて書き下ろした一冊です。
目次
巻頭座談会 「多拠点で働く」ことのすすめ
横浜=立科町 「不在」を想像しデザインで人や場所をつなぐ
郡上八幡=練馬・杉並 惚れたまちで伝統的なまち並みを残す
富士=日本橋馬喰町 建築と伴走しながらエリアと設計事務所を成長させる
横浜=五島列島 客観的視点をもつことで島でこそ可能な建築のつくり方を探る
京都=世界各国 世界の都市を転々としながら育む“ここではないどこかへの想像力”
高円寺=新庄=佐賀 三拠点の暮らしの延長にまちをつくる
新潟=横浜 キャリアを活かしネイバーフッドに貢献する
東京都区部=水戸 「生涯を通して取り組むべき課題」を見つけるために
函南町=日本全国/世界各国 旅する建築家を目指して