出版社内容情報
汲めども尽きぬ《冬の旅》の魅力。「24の象徴の森」に通底する《菩提樹》の謎に迫る。《冬の旅》の作品空間を根源から照射する。夜の闇の中の菩提樹のゆくえ…。詩と音楽の絶妙の融合、汲めども尽きぬシューベルト《冬の旅》の魅力。「24の象徴の森」に通底する《菩提樹》の謎に迫る。《冬の旅》全曲の作品空間を根源から照射する卓越した視座。[付録]こんなにもある《菩提樹》のディスク、200枚以上をリストアップ。
梅津 時比古[ウメヅトキヒコ]
著・文・その他
内容説明
あの夜の闇のなかの菩提樹は、その後どうなっているだろうか…“24の象徴の森”に通底する“菩提樹”の謎に迫る。付録“菩提樹”ディスク一覧。
目次
謎の1 死の匂い
謎の2 門の前
謎の3 負の福音書
謎の4 菩提樹の声
謎の5 幻想の川
謎の6 他者の影
謎の7 彷徨の十字架
謎の8 緑のかなたへ
謎の9 宇宙樹の下へ
謎の10 凍死した神
著者等紹介
梅津時比古[ウメズトキヒコ]
神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部西洋哲学科卒。現在、桐朋学園大学学長、早稲田大学講師、毎日新聞学芸部特別編集委員。『“セロ弾きのゴーシュ”の音楽論』(東京書籍)=第54回(平成15年度)芸術選奨文部科学大臣賞および第19回岩手日報文学賞賢治賞。『ゴーシュという名前』(東京書籍)=NHK制定“日本の百冊”。『フェルメールの楽器』(毎日新聞社)=2010年日本記者クラブ賞、など各賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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