内容説明
水をテーマに神話を神話知に変え、神話から得られた知の体系を起点に現代の科学までを網羅した本書の試みは、創造の神話から宇宙の成り立ちを見ることで、従前の科学が到達できなかった領域に足を踏み入れようということである。水の本当の姿を知らずして、およそ70%が水でできている人類という種の謎は解けず、したがって人類の未来は描けない。できたとしても、それは極めて限定的、局所的な考察レベルに止まるであろう。実は、そこに「ウォーターデザイン」が立ち現れた理由がある。(監修者・七沢賢治)。
目次
第1章 水の祭祀
第2章 水の起源
第3章 生命と水
第4章 水の科学
第5章 新しい水の科学
第6章 機能水・活性水
第7章 ウォーターデザイン―水と未来
著者等紹介
久保田昌治[クボタショウジ]
1936年生まれ。新潟県出身。理学博士。1960年東北大学理学部卒、1962年同大大学院理学研究科修士課程修了。東北大学助手、静岡大学工学部講師を経て1970年(株)日立製作所日立研究所入社。主任研究員を務める一方、国の水関連プロジェクトの開発などに従事。現在は(株)ウォーターデザイン研究所所長の他、医療・環境科学分野の各種団体において要職を務める
七沢賢治[ナナサワケンジ]
1947年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒業。大正大学大学院文学研究科博士課程修了。伝統医療研究、哲学研究、知識の模式化を土台とした情報処理システムの開発者、宗教学研究者。言語エネルギーのデジタル化による次世代システムの開発に携わる一方、平安中期より幕末まで白川伯王家によって執り行われた宮中祭祀や神祇文化継承のための研究機関である一般社団法人白川学館を再建。現在、同学館代表理事、株式会社七沢研究所代表取締役などを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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