目次
第1章 近未来の大学(近未来の社会と大学;近未来の大学職員像 ほか)
第2章 大学職員の近未来―国公私立大学の改学を担う職員(大学改革を推進するための大学職員の役割;大学経営人材の育成の展望 ほか)
第3章 人事労務を考える(近未来の大学 人事労務の在り方;大学職員の力をどう捉え、どう伸ばすか ほか)
第4章 慶應義塾を考える(慶應義塾在任の五年間を振り返る;慶應に求められるイノベーション)
第5章 ブックダイジェストから(大学を知る;科学を知る ほか)
著者等紹介
上杉道世[ウエスギミチヨ]
大正大学理事長特別補佐・質保証推進室長。京都大学法学部卒、1974年旧文部省入省。2000年科学技術庁長官官房審議官(科学技術政策担当)。2001年内閣府大臣官房審議官(男女共同参画局担当)。2003年東京大学事務局長、04年東京大学理事(人事労務、事務組織担当)。2007年(独)日本スポーツ振興センター理事。2010年慶應義塾大学入職、信濃町キャンパス事務長。2015年大正大学理事長特別補佐・質保証進推室長。2005年「大学マネジメント研究会」の創設に加わり、副会長。筑波大学大学研究センター客員研究員、日本赤十字学園理事、浜松医科大学経営協議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Roy
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大学職員の近未来は正直予想が難しい。アメリカのようにIR、URA、アドミッションオフィサーなどと専門職化するかと言われると、現状の日本の雇用体系では難しい。大学内の異動もゼネラリストを養成する慣習を取っているし、幹部候補生を早期に選抜しているわけでもない。それなのに、筆者が言うように環境は目まぐるしく変わり、専門化・高度化が求められるという状況にある。恐らく次に頭一つ抜き出るためには、単なる人件費の削減ということを超えて、職員組織を再編し、付加価値を生み出すことの方に力点を置くような大学ではないかと思う。2018/03/13